オークランドの不動産は世界で5番目に割高だ、という話。


 
先日Demographia社の不動産調査の結果が発表された。この調査は「不動産価格の中央値が、世帯年収の何倍か」に焦点を当てた調査で、オークランドが「やっぱりね」という順位になった。以下がそのワースト10。


出展:12th Annual Demographia International Housing Affordability Survey: 2016


上から香港の19倍というのは別格だから放っておくとして、以下シドニー、バンクーバー、メルボルンと人気都市が続き、オークランドが堂々の第5位。シリコンバレーのサンノゼより上位というのは、ちょっと常軌を逸している。

体感的にもここ数年のオークランドの不動産価格上昇は異常。その顕著さを示すのが次のグラフ。

 
(出展:nzherald.co.nz )

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棒グラフが世帯年収推移で、折れ線グラフが不動産価格。ここ10年、年収の伸び率と不動産価格の上昇率があまりにもかけ離れている。不動産購入自体、諦めはじめた世帯も多いだろう。チャイナマネーの流入が原因と言われているが、これではとくに若い人たちはたまったもんじゃない。

そもそも$748,700の住宅を頭金10%、期間30年、年利5%で住宅ローンを組むとしたら、年間の返済額は$43,413。税前年収が$77,500だから手取りで$62,000ぐらいか。てことは手取り収入の7割をローンの返済にあてないといけない…これ、無謀でしょ。

最近友人と話していて、「住宅地で夜間路上駐車の車がすごく増えた」という話題になった。オークランド自体は確実に人口が増えていて、一方で住宅の供給が追いついていない。したがって住宅価格も家賃も上がる一方だ。

住宅が買えない、家賃も払えないとなると、次の手はルームシェアだ(こちらではフラット、フラッティングと言います)。そういうフラットメイトたちの車が路上にあふれているので?と推測している。あながち間違ってはいないと思う。

子供たちにもこのレポートを見せた。「これからオークランドで家を買うのは、めちゃめちゃ大変だよ。」とはいったものの、反応は薄かったけど...。このレポートを見て思ったのが、アメリカって案外住宅が安いんだという事実。このレポートでは日本は関東圏と関西圏の2箇所しかエントリーしていないが、ニュージーランドよりはよっぽどリーズナブルだ。

という訳でこれから「オークランドに住むぞ!」と意気込んでいる方々、御覚悟を(笑)。

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テーマ : ニュージーランド
ジャンル : 海外情報

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Author:jayjays
日本で長いこと銀行員やってました。退職して気がつけばオークランド15年目、現地IT企業で働く「脱力系」サラリーマンです。最近の趣味はKindleを使い倒すことと、ジム通い。ご質問・コメントお気軽にどうぞ。

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