脱力系社員



今の会社に入って1年半が過ぎた。

私が働いている会社は現地のソフトウェア会社で、

海外拠点も含め全従業員数は100名足らずとこじんまりした会社だ。

残業はほとんどない。今までの私の最高残業時間は35分

ただ給料は年俸制なので、残業をしても特殊な場合を除いて

残業代はつかない。業界他社と比較すると給料は破格に安い

が、仕事の内容、労働時間や労働環境には満足している。


 


特に満足度が高いのは、「ジョブフロー」と「時間的余裕」だ。

私の仕事は顧客データベース作成で、クライアントサービスが

取ってきた仕事をAdministration Sectionが一括管理、

そこのマネージャーが各担当者に仕事を投げる。各担当者は

それを期限までに仕上げて投げ返すのだが、基本的に

「上司」というものが存在しない。一応組織上はそのマネージャーが

上司にあたるが、彼らは進捗状況を管理するだけ。

なので与えられた仕事を時間内に処理をすればなにも文句は

言われないし、いやな上司から嫌味を言われたり、

オヤジギャグに付き合う必要もない(って私自身がオヤジだけど)。

要は「仕事と納期」が上司みたいなものである。




社員の約4割が海外からの移民。日本人はもう一人、

私よりはるかに優秀な女性がいる。売り上げの約90%が

ニュージーランド国外からなので為替の影響をもろに受けるが、

今年に入ってからは会社も結構順調のようだ。日本からの仕事も

たまに来るが、大半はもう一人の女性がこなし、

私はそのチェック程度。なので私の仕事の95%は

英語の仕事である。


 



もちろん仕事上わからないことも多い。

基本的に自分で解決しなければならないけど

誰に聞けばいいかは教えてもらえるので、頭を下げて

社内のいろいろな人に教えを請うことになる。

この会社のよいところは社員に

「わからないことは聞きなさい。聞かれたら教えてあげなさい」

というのを徹底させている。コミュニケーションをとること、

情報を共有化させるということだが、まあ確かにそのほうが

経営側も楽である。私も誰かにわからないことを聞きに行っても、

「自分で考えな」

とか日本のいやな先輩みたいに言われたことは一度もない。

みんな懇切丁寧に教えてくれる。わたしもごくたまに

(本当にごくたまにだけど)聞かれるときは、

つたない英語でできるだけ丁寧に説明するようにしている。

こういうときは、語学力は二の次だ。PCのディスプレイを

見ながら説明するのだから、大抵のことはわかる。

そして「コミュニケーション」をとろうとしていることは、

必ず相手にも伝わる。


 



特別な場合を除いては、結構時間的に余裕もある。

事実このブログも書いている今も、仕事時間中だ(いいのか?)。

車で5分の距離にスポーツジムがあり、健康のため

毎日昼休みにトレッドミルを走りにいっている。時間がないので

20分しか走れないのが残念だが、なにもしないよりはいい。

食事はジムから帰ってきてから、

デスクで仕事をしているふりをしながら、カミさんに作ってもらった

弁当を食べるようにしている。


 



会社は自宅から車で15分。

その15分の間、信号がひとつもない

ニュージーランドならではだ。会社が終わり自宅へ帰り、

子供たちの宿題や勉強を少しみて、家族で夕食をとり、

子供を寝かしつけ、夜は自分の時間だ。こうして書いてみると

あたりまえの生活であるはずだが、日本でサラリーマンを

していたときにはありえなかった生活でもある。


 



安い給料だが、なんとか生活できている。

いまのところ貯金を食いつぶしている感じではない。

車の故障とかがなければだけど・・・)私は子供を育てる

環境としてはここはいいところだと思っているので、

二人の子供たちが仕上がるまではここにいるつもりだ。

のんびりした生活パターンも、私に向いている。


 


 


今の課題は、「10年先にどう生きるか」を見つけること。

10年すれば子供も親から離れていく。

どうせ「お父さん、臭い」とか「下着は別に洗って」とか

金属バットで殴ったりとかするようになる(いやだな、それは)。

子供が手を放れてから何をするのか、何がしたいのか・・・。

いろいろと考えているのだけど、まだヒントすら見つかっていない。

あれやこれや考えながら、また今日も時間がゆっくりと過ぎてゆく。

早くサマータイムにならないかな・・・。

スポンサードリンク

テーマ : ニュージーランド
ジャンル : 海外情報

tag : ニュージーランド オークランド ワーキングホリデー 永住 留学 生活 旅行 ドル キャンプ

コメントの投稿

非公開コメント

こんにちは
突然ながらお邪魔します。
いろんな方のNZでのブログ読ませていただいています。(情報収集代わりに)

大学からずっと東京で早三十路になってしまい、三十路の記念に11月末ですっぱり
仕事を辞めてパートーナーのいるNZへ移ってきました。じきAUSへ引っ越します。

今こちらで仕事探し中です。(パートタイムですけどね)
東京では不動産金融の業界にいました。
もともと不動産から入ったのですが
ひょんなことから不動産証券化商品格付けに
携わることになり、その後アンダーライティングをして仕事漬になってから
来た為、今ギャップの激しい時期にいます。

数字も嫌いじゃないです。
不動産だって大好きです。
でも、やはりここではまず経験ですね。
ブログいろいろ読んでいて思いました。

たとえ、ラッキーに東京と同じような業界で
職があったとしても、私はまだ同業には
いかれないなあと思っています。
まずは言葉の能力不足、とても痛いですね。

ブログ読んでいて
金融系の人が多い中で働いたときの
こと、思い出しました(笑)
ファイナンス系の知識ゼロだったため、
+
ご存知の通り、ストラクチャードファイナンスをされている方々の中での会話は
まるで別世界。
でも誰も教えちゃくれない、、、・
ってなわけでしょうがないので自分で単語帳作りつつ会議に挑んでいました。
恥ずかしながら今もファイナンスのことは
学ぶことだらけですが、当時の記憶が鮮明に
思い出されて、共感してしまいました。

今はスローステップで仕事をしていこうって
思っています。

ちなみに言葉はコミュニティセンターの
英語クラスを探してます。
市内に住んでいるので、MtEdenあたりでも
行ってみようかしら、、。と。
どこも2月からのようで、12月に有給を使い、今はのんびりとやっています。
またちょくちょく読ませて頂きます!

Trademeさん

 コメント有難うございました。不動産金融ですか。優秀な方とお見受けしました(笑)。リートの組成とかのお仕事なのでしょうか?なんだか金融業界が懐かしいです。かといって、またやりたいとは思わないんですけど・・・(というか、もうできないと思います。笑)

多分利益が出ている間は、忙しいながらも充実されていたのではないでしょうか。(憶測ですいません。)私自身はインドネシアに5年居りましたが、最後にアジア通貨危機の直撃を受け、大変な思いをしました。おそらく今のアメリカのサブプライムローンの業界も、同じような気がします。良いときもあれば、悪いときもありますね。

 まさに今の私がスローステップで仕事をしているような状況です。給料は安いですが、自分の時間・家族との時間がゆっくり持てる環境には満足です。

 つまらないブログで恐縮ですが、また更新をしていきますので見てやってください。取り急ぎ・・・。

jayjays